降霊術と因果のズレが導く未来

忘れもしない中学2年の夏。地域で流行った降霊術『笑い泣きかえるさま』――やり方を間違えれば災いが起きるオカルト要素に、まず先入観として引き寄せられます。いわゆる『コックリさん』を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし本作ではその誘導を超える仕掛けが周到に待ち構えています。時間のゆらぎと因果の巡りが持ち味と言えるでしょう。これは未来のイタズラなのか。風変わりな作風に背筋が冷たくなる短編です。

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