天使の子と悪魔の子。運命がつなぐふたりの巡り合わせにご注目ください。

王家の血筋を受け継いで生まれてきた双子。
一人は『悪魔の子』として忌避され、一人は『天使の子』として祝福された二人の巡り合わせを運命的に紡いだ物語です。

この二人は同じ人間であるにもかかわらず実に対照的な存在で、その処遇の差は明らか。

半世紀に一度ほど、突然変異的に生まれる悪魔の子。その醜悪な容姿から凶悪な魔物が棲む山・恐山の祭壇へ奉られることとなるのが通例というから末恐ろしいです。

対して天使の子は万能的な癒しの力を秘め、訪れる病人たちを毎日のように治していく。人びとは彼女を聖女と崇めるようになります。

悪魔の子は祭壇へ送られる道中に姿を消し、かたや天使の子は殺到する癒し日常に辟易としながら自らの意思で住んでいた教会から逃げ出してしまいます。

時を経て、この二人の巡り合わせがどこか運命的な結びつきで引き合わせる展開。
天使と悪魔――やがて収束していくその結末はいかに。
心に残るストーリー、ここに強くオススメいたします。