人間に似た、でもその性質がまったく違う氷性の人。その人が作り出す擬氷。ファンタジックな言葉で物語を牽引しつつ過酷な現実を進むと、その先には『贖罪の本質』があった。『人間らしさ』を現実的な温度でなぞる、ミザリーな作品でした。
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