このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(569文字)
歌舞伎町が舞台のお話です。 町や人の様子が細かく描写されていて、歌舞伎町に行ったことがないのに目の前でその光景を目にしているようなリアルさがあります。 主人公は歌舞伎町で生きる若い女性の美香さん。 彼女は出会い系のサイトで知り合った同じく若い男性・亀井さんとバーに向かいますが……。 煌びやかな部分と暗い部分を併せ持つこの町に存在する竜宮城。 果たして彼女の運命は――。 この世界で生きていくには人を見る目を養わないと生きていけない。 見た目で判断してはならない。 そう強く実感する作品でした。 ご一読を!
ネオンと吐瀉物で彩られた歌舞伎町。そこで待ち合わせしている一組の男女。美香と亀井である。マッチングアプリで出会ったという彼らは、一軒のバーに向かうのだが……。タイトル通り、「浦島太郎」を本歌取していて、内容も教訓的。油断ならない場所では油断ならないということを伝えている。この作品は現代のフォークロアではないだろうか。歌舞伎町のディティールも楽しい一作でした。
それが自分で納得できないことなら、そうもなりますよね。もう何をどう書いてもネタバレしちゃいそうですが、つまりはそういうことなんです!
ネオンと水溜まりが混ざる歌舞伎町の風景が、グロテスクなのにどこか美しい。浦島太郎を現代に落とし込んだような世界観が新鮮でした。短いながら非常に強い、濃い印象が残りました。
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