本当の「幸せ」が待っていますように

学校も卒業できない。家族関係もぼろぼろに。事務員として雇われて働くもまったく仕事ができないし侮ってしまう。
ないないづくしのセラフィーナことセラ。
私だったらこの環境に折れて爆薬積んだバイクで学校に突っ込んで爆破しているところですが、セラはその環境に「耐えて」しまいます。
それがどれだけ不幸だったことか。

しかし、小さな幸運が彼女のところに降ってきます。
たまたまたちよった「ドレスショップ・アウラ」。そこで彼女は思わぬ才能を発揮していくのです。
その姿は本当に幸せそうです。
才能を活かすということが本当に「幸せ」なのだということがよくわかります。
彼女に投げつけられた元同僚からの一言は、
「才能を活かすとは」「自分のやりたい仕事をやるとは」
についてきついながらも示唆的なものを与えてくれます。

彼女はこれからも「幸せ」になっていくのか。続きが待っていますように。

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