囚われていたのは誰の心?

ユーレイ トラエタ スグニコイ

こんな電報が届いたら、すぐに行くでしょ。
そして、こんな文で始まる小説、すぐに読むでしょ!

いろいろあって変人のあだ名で名高いトレンブル氏からの電報で屋敷に駆けつけた記者のウォルターが、その屋敷で体験した事を綴る形でストーリーは展開される。

幽霊屋敷と呼ばれる屋敷の部屋の中、降霊に使われるであろうテーブルの上に置かれた、子どもが入れそうな四角い箱に、生前氏の人生を狂わせた婚約者の幽霊が閉じ込められていると氏は言う。

ラスト2話でくるくる変わる展開に、ええっ、待って待ってどゆこと?と何度か読み返してなるほどそう言うことか!騙された!となった。

幽霊の正体は果たして!ウォルターを巻き込んで、トレンブル氏がやりたかった事は?

ホラー仕立てのミステリー掌編、どうぞお楽しみくださいませ!

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