概要
あわわ、頭の中でテレビCMが止まらないよう!はらぺこ少女がディストピア世界でハラハラです。
※ Google 検索代わりに ChatGPT を利用していますので、AI補助利用タグをつけております
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!シネマティック純文学SF?
こりゃ凄い作品が来たな……という印象。
重厚なSFディストピア世界観を印象づけられるのですが、世界観は説明されません。すべてが一人称視点の”描写”でなされます。
重厚なSFディストピア世界観を”印象づけられる”とはつまり、”描写力”及び”文体”の圧といったものを、読者にぶつけて来ているのです。
体感は硬派なアート寄りの映画を見ている感触に近いです。
この圧の前に、読者は没入し、狼狽えます。小説読みにとって「不可解」や「理解不能」は、ある意味ミステリーの「謎」として機能しますので、「この作品には何かある!」という期待感を高め好印象として受容されます。
それを、質のいい小説を読ん…続きを読む - ★★★ Excellent!!!いたいけな少女を介して体感する、圧巻のディストピアS F
本作は主人公ユーリが一人きりの3畳間から始まります。ユーリの主観を通じて、徐々に彼女の住む世界が明らかになってゆく。
ユーリの日常から観測されるのは、彼女の呑気さとは裏腹な、凄惨なまでのディストピア。食事は3Dプリンターが吐き出すグミだけ。「味」という概念すら曖昧。「野菜」や「穀物」は忘れ去られて久しい。栄養失調で死に頻したクラスメイトは、タンパク源として再利用が義務付けられる。
その読書体験は、まるで彼女の住むディストピアを追体験するかのようです。
そして、物語はユーリの脳内に響く声の由来に収束してゆく。
四年前の、現実には考えられないほどに大規模な墜落事故。
彼女が「うるさい」と…続きを読む - ★★★ Excellent!!!お母さん、私は……
この物語の世界線では……
すでに食糧問題は末期状況であり餓死、野垂れ死に、行き倒れするものがありふれ、
空気汚染も深刻で政府はすでに地球を見捨て、月の開拓に着手している。
そんな世界にございます。
月に向かう開拓船に紛れて、パライソであるはずの月に逃げる逃亡船たち。
それを、陸軍局の兵器が撃ち落とし……
その時の事故が原因で主人公の脳内では、謎のノイズと共に幻聴が聞こえるようになりました。
それだけではなく、政府が支給したプリンターから、味はともかく食料が出力されるようになり、それで主人公は食い繋いでおりました。
しかし、そんな生活にも翳りが。
プリンターが不調をきたし、つい…続きを読む