死神は死にルールを与える

修司には幼い頃からの友達がいた。名前は陸斗。死神だ。
死神の死にはルールを決めて、ランダムに人を死なせるのだ。
死ぬ間近の人には修司は黒いもやが見える。

中学生になり、ある事件をきっかけに疎遠になっていた。修司が大学生になったある日、陸斗から、「死神のルールを悪用して妨害しているひとを見つけてほしい」と依頼される。

陸斗の任地の過疎地へ赴いた陸斗。
そこに待っていたのは、死神のルールを逆手に取る人物だった。謎を暴くために修司は動き始める――。

私は修司君と陸斗君の関係性が好きです。ブロマンスと言えると思いますが、危うい均衡もたもっていると思います。なにかあれば崩れてしまうような、そんな危うさも魅力的です。

陸斗君のルール、それを知っているのは修司君だけ。そのなかで、死神のルールを使った殺人が起こっていく。

修司君からしたら焦るし、心の中では追い詰められていくと思います。

死神のルールという絶対の掟が、村人も修司をも追い詰めていく。

いま第4フェーズに入ったところですが、いよいよその鬼畜度があがってきています。

私はミステリは好きですが解けないので、はらはらと毎日見守っています。
願わくば、現在のルールが撤回され、誰もが安全なルールになりますよう願わずにいられません。

本格派ミステリどうですか? 極上の体験がきっとあなたを待っていると思います。
本当に面白いです…!

ぜひ!
強くオススメします…!!

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