宇宙飛行士の主人公。
なんと地球から、衝撃のニュースが飛び込んできます。
――――もうじき滅びます、と。
さて、どうしましょう。
新天地「アトラクトス」に向かうか、このまま宇宙ステーションに漂って死を待つか……今すぐ死ぬか。
究極の選択と言えるでしょう。
なにせ三分の二は死亡が確定。残る一つも未知の環境で、どんな目に遭うかはわかりません。
でも生きる可能性が残るなら、と移住を決意した主人公。
タマゴ型の宇宙船に乗って、休眠しながらの旅に出ます。
選択の結果は吉と出るか、凶と出るか。
「ショートショートのSF」と聞いて、思い浮かべる読後感。
お好きな方なら、読んで損はしませんよ。
ええ。
宇宙船の形状は、こうでなくてはいけなかったのです。
合理的というのは、「エグい」と背中合わせだな、と改めて感じました。
主人公たちは、「究極の選択」を迫られることになっていた。
資源枯渇で地球には住めなくなった時代。宇宙ステーションに住む彼らは、「遠方の惑星」へと向かうべきか。それとも死を選ぶかを選ぶ必要が出た。
死に方が選択できる一方で、遠方惑星への開拓に関しては先行きも見えない。
あるかどうかわからない希望に向かうか。それとも、目の前にある安らかな終わりを取るか。
どれが正解かわからない葛藤もさることながら、最終的に見える「事実」がひたすら合理的すぎて寒気がしました。
この感じ、昔の日本映画であった「マタンゴ」という作品もちょっと彷彿とさせられるような。
「飢えて死ぬか。それとも、〇〇をやめるか」という。
この究極の選択。自分だったらどうするべきか。考えても答えは出せそうになく……。