高校2年生の涼太は、図書館の帰り道に雨に降られて喫茶店に駆け込みました。
そこで出会ったのは、クラスメイトの麻倉灯。
クラスに馴染めていない二人は、友人として少しずつ距離を縮めていきます。
いつの間にか、その喫茶店の常連客に。
アルバイトの灯だけでなく、店長の星良とも親しくなって心地よい居場所ができた涼太。持ち前の優しさで、密かに女性陣から頼りにされて好意を持たれているのですが、過去のトラウマのために恋に消極的でした。
そんな彼が一歩を踏み出す、再生の物語でもあります。
作者様の丁寧な心理描写によって、彼らの悩みがすうっと胸に入ってきます。
恋をすること、誰かを好きになることは、実はとても勇気のいることなのだと思いました。震えながら気持ちを伝えた先に訪れた幸せな時間を、どうぞ皆様も見届けてください。
お勧めです!
雨宿りのために偶然訪れた喫茶〈月夜見〉。落ち着いた雰囲気のある店内で出迎えてくれたのは、甘いロリータ服の店員さんでした。亜麻色のゆるふわハーフアップの優しいお姉さん・星良と、黒髪ツインテールのツンが激しいクール美少女・灯。タイプの違う二人のヒロインに、心が揺れ動かされない訳がなく、他人と関わることに後ろ向きだった涼太の日常は、少しずつ動き始めていきます。
ことあるごとに主人公につっかかるツンデレヒロインと、普段は明るいのに自分の前だけ弱いところも見せてくれる系のヒロインとの間に挟まれて、たくさんのときめきを補給しちゃってください!
雨に降られた帰り道、主人公はとある喫茶店で雨宿りをすることに。
そこで彼は、学校では無口で地味なクラスメイト・麻倉灯と、思いがけず出会う。
ロリータ服に身を包んだツンとした店員として働く麻倉灯は、学校とはまったく違う顔を見せ――。
何かしらの悩みを抱える登場人物たちの恋模様が、すごく等身大で生き生きと描かれている青春恋愛小説です。
正直、登場人物みんなに共感してしまって……
「全員、幸せになってくれ」と願いながら読んでました。
それくらい、すべての登場人物に感情移入できるキャラクタ造形が秀逸な作品だったと思います。
そんななか、特に印象に残っているキャラは、やはり麻倉さんです。
彼女のツンとした言葉の裏にある不器用な優しさや照れが、読み進めるほどに愛おしく感じられました。
でも、星良先輩もいいんですよねー。
お姉さんらしく振る舞わなきゃと思っているのに、不安になって……思わず主人公に甘えてしまう。
そんな彼女の姿にもキュンキュンしました。
……
…………
どっちも魅力的すぎて選べない!!!!
あなたなら、どちらを選びますか?
それとも二人とも?
ぜひ、本作を読んでどちらが推しか考えてみてください☆
皆さん、喫茶店って好きですか?
静かで落ち着いた空間で、そっとコーヒーを嗜む。そんなひと時に憧れはないでしょうか?
本作は、そんな喫茶店〈月夜見〉で繰り広げられる恋模様。
主人公の涼太がたまたま立ち寄った〈月夜見〉で、同じ高校のクラスメイトである麻倉さんと出会ったことから二人の距離が縮まっていくのですが、だからといってすぐに恋愛とはなりません。
麻倉さんはちょっぴりツンデレな性格であり、ある程度距離が縮まってもツンは健在。そして涼太も涼太で、過去にあった出来事から人間関係には慎重になり気味。さらに〈月夜見〉にはもう一人、星良さんというお姉さんもいるのですが、彼女もこの恋模様に絡んでいるため、それぞれの想いはなかなか複雑。
恋に発展するシチュエーションは揃っているのに、大きな一歩はなかなか踏み出せない。そう書くと非常にもどかしそうですし、実際その通りなのですが、そのもどかしさが本作の魅力。
惹かれているはずなのに、距離は縮まっているのに、それでもうまくいかないからこそ、うまくいくその時を見届けたい。
いつかその時がくるのか。どんな形で訪れるのか。
ホットコーヒーのような温かさで見守っていこうではありませんか。
図書館からの帰りに雨が降り出し、雨宿りできる場所がないか探していた高校生の男の子、涼太くん。
彼が見つけたのは、〈月夜見〉という喫茶店。
アンティークな家具が並ぶレトロな雰囲気のお店で、中にはロリータ服を着た可愛らしい店員さんが。
オシャレなカフェが人気有りますけど、小ぢんまりした町の喫茶店も素敵ですよね。
しかしロリータ服を着た店員さんには、どこか見覚えが。
彼女は麻倉さんという、高校の同級生だったのです。
〈月夜見〉が気に入って、お店に通うようになった涼太くん。対して麻倉さんは、バイトしているところを見られるのは恥ずかしいから来てほしくないなんて、つれない態度。
だけど口ではそう言いながらも、本当に邪険にしているわけじゃないツンデレな雰囲気が、読んでて伝わってきました。
しかし本作、ただ喫茶店を舞台にした涼太くんと麻倉さんの青春ラブコメではありません。
読んでいて感じたのが、涼太くんが常に抱えているどこか寂しげな雰囲気。
実は彼、過去に切ない恋をしていて、今もそれがしこりとなって心に残っているのです。
〈月夜見〉を訪れたことから始まる新しい出逢いと、芽生える想い。
たくさんの人と触れ合い、言葉を交わして紡いでいく、ほろ苦い青春ストーリー。
甘くはないけど、読んだ後に温かさの残る恋物語です。
皆さまはツンデレの可愛い同級生と可愛くて弱い年上の女性どちらがお好きですか?
冒頭主人公涼太はクラスメイト麻倉さん喫茶店月夜見でアルバイトすることになります。どうやら麻倉さんはとても涼太のことが気になっている様子……
でも、そこには美しい星良先輩というライバルがいて……
一杯のコーヒーから彩られる恋模様は疲れた皆さまの心を優しくほぐします。麻倉さんセリフがとくに際立っていて、いやいやいや、とほくそ笑みながらツッコミをした箇所がいくつもあります。
二人の女性に思われる涼太も、実はどうしても消せない過去を抱えていて、それも彼の優しさかもしれません。
セリフを楽しめる一方でとても繊細な感情を描いた三角関係のラブストーリーです。