秘密の因習を守り続ける、とある集落の人々の奮闘記!

とある山村の小さな集落。
そこには集落の人しか知らない秘密の伝統行事があります。
それは不定期にその集落をおとずれる「オツノ様」をもてなすこと!そんなオツノ様が現れ、静かだった集落はおもてなしのために大騒ぎになり……

日本の因習譚と言えば、ほの暗い雰囲気のものが多いですが、本作はとびきり明るくて楽しいお話です。
集落の人々はみんな個性的で、協力したり、喧嘩したりを繰り返しながら、オツノ様のお世話に奮闘します。
集落の人たちは、お互いのことをよく分かっていて、まるで一つの家族みたい。人間関係の温かが都会とは違うのがすごく伝わってきて、めちゃくちゃほっこり。

オツノ様か現れる原理も、「異世界とこの世界の間にあるゲートが開く」というライトノベルなどではおなじみの設定だったので、とても分かりやすくて取っ付きやすかったです。

物語の最後、オツノ様がとても受け入れられない要求をしてくるのですが、それが解決する展開も伏線がそれ以前にしっかりあって、納得感のある読後感でした☆
本作の作者様にしか書けない世界観の作品。テンプレとは違うファンタジックなコメディが読みたい人に特におススメ!

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