狐🦊さんと一緒に新潟の美味い幸を召し上がれ!

油揚げが好きな私は、鍋料理には必ず油揚げを入れる。カレー鍋にさえ!
そして、ただフライパンで焼いただけの油揚げも好きだ。ポン酢で食べると最高に美味い。おろし生姜や刻みネギがあるともっといい。前世は猫だと信じているが、もしかしたら狐かも知れない。

このお話の主人公狐子さんには狐のようなフッサフサの尻尾が生えている。他にも職場の後輩の狸子さん、ガラガラ蛇のガラガラ音を立てる尻尾が生えているニョロ男課長、旅館の仲居の猫子さんなど、尻尾があるキャラがたくさん出てきて楽しいお話だ。

その狐子さんが出張で新潟へ。

泊まった旅館での飯テロがこのお話のメインテーマ。
次々に運ばれてくる料理の数々に、多分口の中は唾液でいっぱいになる事でしょう。

そして、新潟といえば日本酒!かなり飲める口の狐子さん、生ビール2杯、メガハイボール2杯、ぬる燗2合の後に、造り酒屋の出である仲居の猫子さんの挑発に乗ってしまう。つまみの焼き油揚げに大根おろしを添えてもらい、熱々をジュワッ!

もうダメだ、今夜は油揚げだぁ!

宮本さんらしい優しくて楽しいお話。ほんわかする読後感が味わえます。
元ネタのTail🦊も一緒にお楽しみくださいませ。

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