「創作」の本質を問う作品

あまりにもタイムリーな作品でした。
慣れれば、10万字は早いかもしれません。
でも、この小説の中に誠実に描かれているように、文章の温度が、AIと生身の人間では違う。丁寧に形を整えて平均化してしまうのがAIの文章、ねじれ、歪み、それが個性になるのが人間の文章だと思います。
とはいえ、私もAIを全く拒絶するわけではなくて、壁打ちやネタの相談に使います。
でも「作家」でありたければ、「AIが出力した物を整える編集者」ではなく、「アイディアの相談相手にしても、自分が苦しみながら表現を選び、言葉にしていく作家」を貫きたいですね。

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