混沌が世界を救う英雄譚

勇者パーティーが仲間の裏切りで崩壊する衝撃的な幕開けから、一気に引き込まれました。
この世界の勇者がいかに脆く、魔族に翻弄されていた存在なのかが徐々に明かされていく展開がスリリングです。

特に印象的なのは、混沌と善を体現するメアリーたち。
世界のルールや悲劇の筋書きを無視して強引に介入し、救いのない未来をねじ伏せる展開は爽快感があります。

ただし、すべてが元通りになるわけではなく、英雄譚として残る歴史と真実のズレや、エピローグのほろ苦さが後を引きます。
ハッピーエンドに代償が描かれる物語が好きな人におすすめです。

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