AIによって心をなくしていく、三者三様の物語。
- ★★★ Excellent!!!
カクヨム文芸界の鬼才、青山翠雲氏のカクコン参加作です。
これはいいんじゃないでしょうか。
AIによって狂わされる、カク〇ム界の三人の模様が描かれています。
自殺念慮に取りつかれweb小説の執筆(全然読まれない)に嵌まり込む友人を見かねて、都度激賞をしてくれるAIソフトを作り上げた男。自作の★が伸びきれないが故にAIに全てを書かせるようになった結果、創作を辞めてしまった女。最後は、テンプレ作品の氾濫に嫌気が差し、コンテストの下読みをAIにさせることとなった出版社の男。
どれも実際にありそうで、引き込まれて読んでしまいます。特に、AI下読みは本当に導入されそうで、ちょっとうすら寒くなりました。
最後は我田引水になっていますがw、わたくしも同意見。翠雲さんは本物のうちの一人ですよ。
想定外の結末、自体験とのシンクロ、人間のみがもつ感情の発露、いずれも持ち合わせた良作であると思います。
わたくしはお勧めします。