概要
星の数だけ依頼があり、荷物があり、そしてトラブルがある!
宇宙(そら)の運び屋セレスティナは、
万能AI〈リリス〉と超高性能輸送船レムリアスを相棒に、
今日も星々を駆け回る。
そんな彼女に舞い込んだ今回の依頼は──
『遺体の入ったカプセル、“棺桶”を運んでほしい』
報酬に目がくらんで引き受けたものの、
輸送中に“棺桶”の中から物音が……。
それは、星域を揺るがす〈エコー〉事件の始まりだった。
いくつもの星系を巡り、仲間たちとの出会いと別れ。
失われた過去の断片、封印された研究、そして伝説の星域へと至る旅──。
宇宙(そら)の運び屋は今日も、誰かの“想い”を乗せて飛び立ちます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!王道スペースオペラの冒険物語!
一見オンボロ貨物船だが、未知の能力を秘めた装備とAIを搭載した船に乗る主人公が、怪しげな荷物を運搬したことから、しだいに陰謀の闇に足を踏み入れていく。
果たして、その謎とは?
そして主人公たちの運命は?
広大な宇宙を舞台におりなす様々な出会いと、地味にいう事を聞かないAIと、王道のスペースオペラの素材を大切にした上で、しっかり人間ドラマを描いています。
登場人物が多くなりがちな中でも、しっかりそれぞれの見せ場を作り、ずっと頭にはいる書き方で大変面白かったです。
世界観はさらに奥がある事を匂わせており、完結したのに続きや、前日譚をみたくなる作品。
どうぞ皆さんご覧ください! - ★★★ Excellent!!!しっかりSF! 軽快な掛け合いと銀河を揺るがす大事件
陽気で豪快な主人公とユーモラスなAIとの会話で軽さを演出しながらも、中身は割とハードなSFです。
貨物船レムリアスの船長、セレスティナは銀河を股にかける運び屋。
レムリアスに搭載された万能AIリリスの助力を頼りに、星から星へ、荷物とそれにまつわる人の想いを運んでいきます。
しかし、いわくありげな品を運んだために大きな事件に巻き込まれて――。
この事件の顛末のみならず、作中には随所にAIを巡るギミックがふんだんに盛り込まれています。
また、主人公のセレスティナを始めとして、AIリリスや貨物船レムリアス、増えていく乗組員たちには各々隠された過去があります。
宇宙に人が暮らす時代を舞台にし、独…続きを読む - ★★★ Excellent!!!棺桶ひとつから、銀河の真実が動き出す
宇宙を駆ける「運び屋」というロマンある職業設定に、
「棺桶の中から物音がする」という不穏すぎる導入で、引き込まれました。
本作の魅力は、単なるSFアクションではなく、
「運ぶ」という行為が、想いや過去、封印された真実まで運んでしまう
という点にあると感じました。
遺体輸送という禁忌に足を踏み入れた瞬間から、物語は静かに、しかし確実にスケールを広げていきます。
〈エコー〉事件へと繋がる展開は、導入の不安感を裏切らない緊張感がありました。
セレスティナとAI〈リリス〉、輸送船レムリアスという相棒たちの存在も心強く、
サスペンスの中に「仕事としての矜持」が感じられるのもすごくよかったです。
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