「人外の侵略?」「世界的な病?」「人工知能の暴走?」
世界の終焉を問いかける冒頭から、一気に引き込まれました。
ところが、プロローグの壮大な世界観とは打って変わって、物語は貧しいスラムで暮らす少年たちの日常から始まります。
カードの強さが人の価値を決める世界で、エックスとローウェルがスラムを抜け出すためにゴールドカードを奪おうとする展開には、ハラハラしました。
特に印象的だったのは、「呪われし聖騎士」のカードです。
思考は異様なほどクリアなのに、自分の意思とは関係なく体が動いてしまう。圧倒的な力を得る一方で、自分の体を制御できない不気味さがありました。
カードの能力を使った駆け引きや、緊迫感のある戦闘が描かれており、カードバトル系のファンタジーが好きな方には楽しめる作品だと思います。
スラムで暮らす「名前のない少年」エックスが、カードの力を武器にして這い上がっていく展開が面白かったです!
カードが単なるバトルアイテムではなく、社会的な価値や身分にも関わっているという世界観がいいですね。
「カードを持っている者が強い」というだけではなく、どんなカードを持っているのか、どう使うのか、そして誰がそのカードを手にするのかで状況が変わっていくので、先の展開が気になります。
特にエックスが最初から何でもできる主人公ではなく、スラムで生き抜いてきた経験や知恵を使いながら、一歩ずつ前へ進んでいくところが好きでした。
カードの能力を真正面からぶつけるだけではなく、相手との駆け引きや工夫が入るので、少年漫画のバトルを読んでいるようなワクワク感もあります。
そして、エックスを取り巻くキャラクターたちも、それぞれ立場や目的が違っていて、単純な「主人公VS敵」だけになっていないのが良いところ。
スラムという環境から始まるので、序盤は少し重い雰囲気もありますが、その中でエックスが見せる行動力や負けん気が物語を引っ張ってくれます。
一方で、カードや世界の設定がしっかり作られているぶん、序盤は覚えることが少し多く感じるところもありました。
ただ、それも読み進めるうちに「このカードにはどんな意味があるんだろう?」という興味に変わっていきます。
18話まで読んで一番感じたのは、ここからさらに世界が広がっていきそうな作品だなということ。
スラムから抜け出すという目標から始まった物語が、もっと大きな世界や秘密につながっていきそうで、続きが気になります。
エックスがどんなカードを手にして、どこまで這い上がっていくのか。
カードバトル×下克上×少年漫画的な熱さが楽しめる作品でした!
物語は人工知能が人間を超えた世界から始まり、人工知能の「カード」を人間が取り入れた弱肉強食の世界「ジュピター」が舞台となります。
カードゲームに詳しい方はもちろん、そうでない方も説明が示されているので安心。カードのランクが大切になってきます。
主人公はスラムにいるエックス。仲間のローウェルと共に強いカードを手に入れ、スラムからの脱出、そして生きるための冒険の始まりはワクワクするものがあります。
最初に出てくる大人(ちょっと悪そうな人)からカードを奪おうと奮闘するシーンは少年の彼ららしくダイナミック。
大人顔負け……と思いきや強いカードを持つ大人の圧力にはかなわない。
このあたりの緊迫したシーンは一時も目を離せません。
そしてエックスが手に入れたカードは「呪い」のカード。このカードがチート能力を発するのか、その代償が大きいのか。
冒険はまだ始まったばかりですが、次々と変わる展開がずっと楽しめる作品です。
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