現代ではゴミスキルだとバカにされた領地経営。田舎に住んだら異世界への扉が開いたので、ダンジョンで一攫千金して成り上がる

大学卒業後、将来にフリーター山田領平は二ュースで話題の「スキル（才能）発現」に最後の望みを託し、探索者登録を行う。

　しかし、発現したスキルは誰の目にも明らかなクズスキル『領地経営』。

　「領地なんて持ってねぇよ！」と失意の底にいる領平のもとへ、祖父母の遺産である山奥の古い家と山が舞い込む。

　自嘲気味に山を「領地」として認定した翌日、領平と山の間に異世界へと続く扉が出現する。

　扉の先には、草原と、資源の宝庫「ダンジョン（洞窟）」が広がっていた。

　領平は、ダンジョンで「運次第」で手に入る高値のアイテムを現代で売り捌き、その資金で領地を拡大する異世界経営者としての道を歩み始める。しかし、領地レベルを上げるには、異世界の住民を増やさなければならない。

　領平は、「住民」を領地に迎…続きを読む