概要
嘘がつけない少女が、嘘を「着る」
「わたし、嘘つけないんです!」
いろんな役を演じてみたい。そう願って演劇部の門を叩いた高校一年生・真昼は、台本のある芝居なら王女だって堂々と演じきれるのに、即興で「バラ、あります」の六文字が言えない。声が震え、目が泳ぎ、語尾が消える。全身で「いま嘘ついてます」と放送してしまう体質だった。
とぼとぼ歩く旧校舎の廊下。ドアの向こうから聞こえてきたのは──
「私が占い師よ!」「嘘です! 私こそが本物の占い師です!」
お稽古の声だと思って開けた扉の先には、とんがり帽子の少女ふたりが、ひとつの水晶玉を取り合っていた。看板は『人狼部(申請中)』。
この世界では、人狼ゲームが競技として成立している。
役職を名乗る(CO)ときは、対応する衣装を着るのが決まり。占い師ならとんがり帽子と水晶玉、人狼なら狼
いろんな役を演じてみたい。そう願って演劇部の門を叩いた高校一年生・真昼は、台本のある芝居なら王女だって堂々と演じきれるのに、即興で「バラ、あります」の六文字が言えない。声が震え、目が泳ぎ、語尾が消える。全身で「いま嘘ついてます」と放送してしまう体質だった。
とぼとぼ歩く旧校舎の廊下。ドアの向こうから聞こえてきたのは──
「私が占い師よ!」「嘘です! 私こそが本物の占い師です!」
お稽古の声だと思って開けた扉の先には、とんがり帽子の少女ふたりが、ひとつの水晶玉を取り合っていた。看板は『人狼部(申請中)』。
この世界では、人狼ゲームが競技として成立している。
役職を名乗る(CO)ときは、対応する衣装を着るのが決まり。占い師ならとんがり帽子と水晶玉、人狼なら狼
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?