概要
クラゲには不死身もいると初盆のAIと子が囁ける夜
2026年カクヨム短歌賞1首部門 応募作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ダリの夢をみるような、夏の標本箱。
『夏の標本箱』というタイトルを見て、読み終えたあとに思ったのは、本当にひとつの箱を覗きこんでいるような感覚でした。そして何度か読み返していて頭に浮かんだのは、キューブリックの映画と、ダリの絵画。
そこに並んでいるのは整然と分類された標本ではありません。子供の頃の夏、古代の遺跡、科学、神話、日常の小さな違和感、まだ名前のない感情――そんなさまざまな世界の欠片が、ぎゅっと詰めこまれています。
そして作者は、その箱から「えっ、そこを組み合わせるの?」というものを取り出して、こちらに差しだしてくれます。
けれど、奇抜さだけを狙った歌ではありません。豊かな知識や観察眼が根底にありながら、それをひけら…続きを読む