概要
狂おしいほど愛してる。だから私は永遠を願った。
【「願いの函」シリーズ第二作。本作単独でもお読みいただけます。】
明治初期。山間の村で箱守の一族として育った柊子には、生涯を共にすると誓った想い人がいた。
しかし、徴兵令という残酷な時代の流れが二人を引き裂く。
村が暴徒に襲われ、瀕死の柊子は一族が代々守り続けてきた禁忌「願いの函」に手を伸ばした。
——望みは必ず呪いとなって、その身を焼き尽くす。
祖母の言葉を破り、それでも柊子は唱えた。
どうしても、もう一度あの人に会いたかったから。
願いは叶った。
150年という、終わりのない形で。
「願いの函」シリーズ第二作! 『柊子編』
一作目「ーたとえばきみが消えたらー」の前日譚。美しく悍ましい「呪いのはじまり」の物語。
明治初期。山間の村で箱守の一族として育った柊子には、生涯を共にすると誓った想い人がいた。
しかし、徴兵令という残酷な時代の流れが二人を引き裂く。
村が暴徒に襲われ、瀕死の柊子は一族が代々守り続けてきた禁忌「願いの函」に手を伸ばした。
——望みは必ず呪いとなって、その身を焼き尽くす。
祖母の言葉を破り、それでも柊子は唱えた。
どうしても、もう一度あの人に会いたかったから。
願いは叶った。
150年という、終わりのない形で。
「願いの函」シリーズ第二作! 『柊子編』
一作目「ーたとえばきみが消えたらー」の前日譚。美しく悍ましい「呪いのはじまり」の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!純愛の果てに生じる呪いと、一作目へ美しく収束する因果…
一作目で提示された不穏な謎や断片的なピースが、驚くほど緻密かつ切ない物語として収束していく前日譚です。
激動の時代に引き裂かれた男女の純粋な愛と渇望が、禁忌の箱と交わることでどのように歪み、果てしない呪いへと変貌していったのかが丁寧に紡がれています。
怪異の理不尽な恐怖を描きつつも、根底にあるのは誰かを想う痛切な人間心理であり、不老不死という運命がもたらす孤独と絶望の描写には胸を締めつけられました。
一作目冒頭の不可解な行動や遺留品の意味がすべて美しく反転し、パズルの最後のピースがはまるような圧巻の構成力です。
単体でも切ない伝奇ホラーとして完成度が高いですが、二作あわせて読むことで…続きを読む