不可解なタイトル、ヒロインの死から始まる物語。そんなものはこのミステリー序章にすぎませんでした。主人公の記憶が明かされるたび、読者は否が応でも、嫌な想像をしてしまう、それが合っているかどうか明かされるたびに、さらに深い部分を想像してしまう。ただの子どものはずの主人公の物語が、なぜヒロインの死の結末まで向かってしまうのか、どんどん深みへはまっていきます。おすすめです。
友人の死から物語が始まります。そこから過去に辿っていき、主人公のアイデンティティの変化、周囲の変化、絡み合う事情が描かれていきます。読み始めた時には考えもしなかった伏線の回収、主人公の『自分』が揺らいでいく描写。とても先が気になる物語です。
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