概要
1週間先の未来さえ興味が無い偏差値30のJが、何故東京大学に進学したのか。
どの世界からでも、いつからでも、人は変われるーーーその答えがここにある。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!LAの裏通りで育った男が東大を目指す物語
このお話は、ロサンゼルスの裏通りで生きる日本人高校生が、ギャングの友人たちと日常を送りながら、金貸しやギャンブルで立ち回る物語です。学校では友人たちと軽口を交わす主人公は、放課後はシビックで街を走り、夜は友人の家やデニーズで語り合います。主人公は友人たちとの会話を通じて、軽薄に見える日常の中でも自分の進路を少しずつ考え始めます。物語の中で、ギャンブルをきっかけに主人公は組織と対峙しますが、なんとか借金を回収します。また組織を乗り換えた友人に裏切られますが、裏社会の厳しさとなりたくない自分にならないとの思いを強くします。さあ、こんな破天荒な主人公はこのあとどのようにして東大に進んでいくのでしょ…続きを読む
- ★★★ Excellent!!!1990年代中頃のLAに吹く風
この作品は、ロサンゼルス暴動を経験したあとの彼の地の少年ギャングの雰囲気を描くものです。
(時代は明示されませんが、ロサンゼルス暴動のあとに発表された楽曲タイトルが複数明示されます)
もっとも、主人公の日本人・Jなど東洋系は明示されるけれど、地元の方については肌の色が明示されないスタイルで、人種問題はあえて避けているし、それゆえにエンターテインメント性が分かりやすく前面に出ています。
キーポイントはJの生き様で、理性的かつ戦略的、そして、わりと要領よく人生を楽しんでいます。
よりよく生きるとはどういうことだろうか? という問いがここにある気がします。
『なりたくない自分にならない』Jが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!社会の歪みすら愉快に笑い飛ばす!カラーギャング全盛期のLAを刻む英雄譚
この夏に最高に似合うクールで、スタイリッシュな物語をご紹介いたします。
悪いのは、この少年たちなのか?それとも政治や環境が悪いのか?
そんなことも考えず、彼らはただひたすらに自身たちの歴史を刻んでいきます!
舞台はカラーギャング全盛期のLA。
やりたい放題に見えて、その社会の機微を掴まない逸れ者は生き残れない、厳しくもクールな世界です。
主人公のJをはじめ、危険なストリートをそれぞれの美学で生き抜く仲間たちの姿がとにかくめちゃくちゃにカッコいい😎✨
社会の歪みすらも冷徹に、そして愉快に笑い飛ばして突き進む、最高に熱い英雄譚がここにあります!
2026年の夏休み、じっくり楽しんで…続きを読む - ★★★ Excellent!!!路地裏の硝煙と参考書が両立する独特な魅力の小説
タイトルだけを見ると奇抜な設定に思えますが、読み始めるとその印象はすぐに覆されます。
まず惹かれたのは、1990年代ロサンゼルスという舞台の解像度の高さです。車、酒、煙草、音楽、ファッション、街に流れる空気まで、どれも作り物めいた雰囲気ではなく、その時代を知る人物が語っているような説得力があります。
主人公Jもまた魅力的です。力任せに相手をねじ伏せる英雄ではなく、状況を読み、人脈を活かし、必要以上に感情を荒立てない。危険な世界に身を置きながらも冷静さを失わない姿が印象に残ります。
夜には裏社会で金を回収し、昼には高校で友人たちと笑い合う。その二重生活が無理なく描かれているため、ストリー…続きを読む