冒頭の重厚な用語集からワクワクしますが、作品理解の前提としてだけでなく、読後に世界の奥行きを増す“後置された手がかり”としても機能していると思いました。異常存在のカタログではなく、確かなミステリの駆動原理で読ませる静謐な作品。続きが楽しみです。