1990年代のロサンゼルス――そこで暮らす日本人高校生「J」。
ギャングが蔓延る街で生きる彼が、まさかの東京大学を目指す⁉️
そんな異色の設定から始まる物語です✨️
Jの高校生離れした冷静さと、どんな相手にも物怖じしない堂々とした立ち振る舞いが、とにかく格好いい✨
まさにハードボイルド‼️‼️
そんな彼を取り巻く環境は、ギャンブルや喧嘩が当たり前の裏社会ーーーそれでも、若手中堅幹部のキングや仲の良いジャック、オタク気質のアーサーなど、個性豊かな登場人物たちが物語を彩ってくれます✨
中には卑怯者のジョージのような悪役もいて、ある意味ではJの格好良さをより際立たせる存在になっていると感じました😁
個人的には、色気がありつつも可愛らしい雰囲気を持つガールフレンド、ミッシェルも気になるところです😁
さらには、魅惑の大学生・エイミーまで⁉️⁉️
Jのモテっぷりには、読んでいるこちらまで嫉妬心が芽生えてきますね😂😂
ギャンブルを巡るいざこざや、ときには街中でのカーレース、そして夜のデート――。そんな裏社会と隣り合わせの日常が描かれており、ハラハラしながら楽しませてもらっています✨️
そして最近になって印象的だったのが、Jが数学をめちゃくちゃ得意としているところ‼️
僕が読んでいる時点では、Jはまだ東大を目指している様子がありませんが、ロサンゼルスの裏社会で生きる彼が、なぜ、そしてどのようにして東京大学を目指すようになるのか。
この異色すぎる二つの世界がどう繋がっていくのか、これからの展開がとても楽しみです✨️
海外映画や青年ギャングの世界には縁がないのですが、
登場人物たちの息づいたやりとり、そして信頼と闘争の関係が、
緩急のある緊張感、気だるい空気、ギャンブル、フード、気の置けない仲間。
主人公・Jのたどった、そんな時代を読者とともに駆けていくことができます。
周りが変わっていく中、Jのテーマが「やりたいこと」から始まるのではなく、
「なりたくない自分」の姿を置き去りにしていく。
そのクール、なのにぽつりぽつりとのぞく戸惑い、
そして葛藤が、昔感じた何かを思い起こさせます。
90年代LAという、何一つ見たこともない場所で。
本作は、ギャング集団から一目置かれる身でありながらどこの組織にも属さない、
Jという一人の少年の、未来という賭けに挑む物語と理解しています。
そしてそれ以上に、“仲間”という、確かな存在の、ときに拳を突き合わせるような、
そしてときに甘い。黒い花びらが落ちてまた咲く、そんな光景が浮かびました。
ロサンゼルスを舞台に、表と裏、二つの世界を生きる少年・J。
危険な人たちとも関わりながら日々を過ごす、ちょっと変わった青春物語です。
【あまり見かけない格好良さ】
車に煙草、ギャンブル、そして裏社会。
そんな世界で交わされる会話や登場人物たちの振る舞いの一つ一つが洗練されていて、とにかく洒落ています。
海外のクライム映画を見ているような、独特の空気が魅力です。
【力ではなく、頭で切り抜ける主人公】
Jは喧嘩が強いわけでも、特別な力を持っているわけでもありません。
それでも相手をよく見て、考え、危険な場面を切り抜けていく。
どこか掴みどころのない性格も含めて、ついつい彼の行く先を追いかけたくなります。
洋画のような空気と、Jの格好良さを楽しみたい方へ、オススメの物語です。
タイトル詐欺ランキングがあれば、間違いなくトップ3に入るでしょう。
(もちろんいい意味で)
「ド○ゴン桜的な何か?」と思って読み始めたら,そこに広がっているのはクールで活かした90年代のLA。
まず何より、この作品はとにかくカッコイイ。
キャラのセリフがカッコイイ。
それぞれが持っている美学がカッコイイ。
ギャングやストリートの空気感、街の描写までカッコイイ。
しかも、その雰囲気だけで押しているわけではなく、当時のLAの文化や社会背景もしっかり調べられていて、舞台そのものに説得力があります。
序盤はまるで一本の洋画を観ているような感覚で、Jたちの生き方や会話を楽しんでいたのですが、物語が進むにつれて少しずつ趣が変わってきます。
そして面白いのが、「カッコよさ」がそのまま勉強にもつながっていくところ。
裏通りで生きる中で培われてきた思考法が、そのまま受験勉強にも生かされていく。
色々な受験に関するストーリーはネット上にも溢れていますが、この物語は間違いなく唯一無二でしょう。(なんと、実話がモデルらしいですが)
読んでいるうちに、「本当に頭がいいって、こういうことなんだろうな」と思わされました。
洋画のようなクールな前半と、そこから意外な方向へ転がっていく後半。
このギャップがたまりません。
【一章までのレビューとなります】
イマジネーションを刺激する作品をありがとうございます。
私にとって学ばせていただくことの多い作品です。
ページをめくるたびに、毎回新しい発見があります。
「実在する固有名詞でリアリティに繋げるのか」
「登場人物の紹介は、こんな風に差し込むんだ」
「大人っぽく嫌みのないカッコいい台詞回しってこんな風に書くんだ」
「…ていうかJって何者?何故ここから東大に!?一体どんな展開?」
しかし、冷静に分析しようとも、物語のワクワクが一向に収まらないので捗らず(笑)。
今後の展開を楽しみにしながら、じっくり味わうように読ませていただきますね。
ロサンゼルスで育った日本人高校生のJ。どのギャング組織にも所属していませんが、ギャングに所属する友人たちと付き合いながら、金を貸したり、自分で賭場を開いて金を稼いだりしつつ、自然と裏社会のさまざまな事件にも関わっていきます。
特に、大組織ブルーの幹部であるキングをはじめ、アーサー、ジャック、マイキーなど、それぞれまったく違う立場にいる友人たちと普通に学校生活を送る一方で、夜になるとギャングたちと賭け事をしたり、組織同士の交渉の場について行ったりと、二つの日常が並行して進んでいくところが面白かったです。危険な世界にいながらも、友人同士で冗談を言い合ったり、デートをしたり、ジャックの家で夜食を食べたりする姿も自然に混ざっていました。文章や会話も自然で読みやすく、すらすら読めたのもよかったです。
マイキーが悪質な賭場に巻き込まれたことで、また事件が続いていきそうですが、タイトルの通り、そんな生活をしていたJがこれからどうやって東大まで進むことになるのかも気になりました。
LAの裏通りやギャングの世界、その中で生きる高校生の青春物語が好きな方におすすめ!
ロサンゼルス、ギャング、裏通り、ギャンブル――。
こう聞くと、すわ銃撃戦が始まったり、友人の死体がゴミ箱に捨てられていたり、怪しげな注射器がそこはかとなく落ちていたり――と、そんな世界を想像して身構えてしまうのですが、大丈夫です。
主人公のJは日本人というだけで舐められそうな所、友人であるキングの後ろ盾もあってクセ強すぎ連中の間を逞しく生き抜きます。
裏通りや賭場のピリピリした空気に加え、カーチェイスシーン等も見所の一つですが、本作の魅力は「コワそうだけど友達になるとイイ奴ら」との関係性だと思います。
こうした一癖も二癖もある導入からの東大進学という逆転劇に、目が離せない作品と言えそうです。