ロサンゼルスで育った日本人高校生のJ。どのギャング組織にも所属していませんが、ギャングに所属する友人たちと付き合いながら、金を貸したり、自分で賭場を開いて金を稼いだりしつつ、自然と裏社会のさまざまな事件にも関わっていきます。
特に、大組織ブルーの幹部であるキングをはじめ、アーサー、ジャック、マイキーなど、それぞれまったく違う立場にいる友人たちと普通に学校生活を送る一方で、夜になるとギャングたちと賭け事をしたり、組織同士の交渉の場について行ったりと、二つの日常が並行して進んでいくところが面白かったです。危険な世界にいながらも、友人同士で冗談を言い合ったり、デートをしたり、ジャックの家で夜食を食べたりする姿も自然に混ざっていました。文章や会話も自然で読みやすく、すらすら読めたのもよかったです。
マイキーが悪質な賭場に巻き込まれたことで、また事件が続いていきそうですが、タイトルの通り、そんな生活をしていたJがこれからどうやって東大まで進むことになるのかも気になりました。
LAの裏通りやギャングの世界、その中で生きる高校生の青春物語が好きな方におすすめ!
ロサンゼルス、ギャング、裏通り、ギャンブル――。
こう聞くと、すわ銃撃戦が始まったり、友人の死体がゴミ箱に捨てられていたり、怪しげな注射器がそこはかとなく落ちていたり――と、そんな世界を想像して身構えてしまうのですが、大丈夫です。
主人公のJは日本人というだけで舐められそうな所、友人であるキングの後ろ盾もあってクセ強すぎ連中の間を逞しく生き抜きます。
裏通りや賭場のピリピリした空気に加え、カーチェイスシーン等も見所の一つですが、本作の魅力は「コワそうだけど友達になるとイイ奴ら」との関係性だと思います。
こうした一癖も二癖もある導入からの東大進学という逆転劇に、目が離せない作品と言えそうです。
1990年代のロサンゼルス。
ギャングが支配する裏通りで、日本人高校生のJは仲間たちと日々を過ごしていた。
偏差値30、未来への興味は“1週間先すらない”。
そんな少年が、なぜ東京大学へ進学することになったのか――その問いが物語の核となる。
銃声が日常で、暴力が空気のように漂う世界。
だがその裏通りにも友情があり、笑いがあり、確かな生の実感があった。
Jはその世界で育ち、ギャングの仲間たちと過ごす日々の中で、自分の価値や可能性を見つけるきっかけを掴んでいく。
どの世界からでも、いつからでも、人は変われる。
LAの裏通りという“最悪の環境”から、東大という“最難関の場所”へと至るJの軌跡は、努力や才能だけでは語れない、人生の奇跡そのもの。
これは環境に縛られず、自分の未来を選び直すことができるという希望を示す物語。
日本人高校生のJが、ギャングの友人らと過ごす日常を描いたヒューマンドラマです。
ロサンゼルスが舞台というだけあり、友人たちとのやり取りも、Jの危ない〝遊び〟もいちいちかっこいい。
いつまでも読んでいたいと思わされる、空気感を楽しむ作品でした。
読み終わるのがもったいなく、ラスト数話を残して翌日まで寝かせてしまったほどです。
これだけでも面白いのに、「東京大学に進学」という結末が開示されていて、けれどなかなかその流れにはならないので、先が気になって仕方がありませんでした。
読み終えてみると、これまでのすべてが「Jなら東京大学にも合格できるな」という説得力に繋がっていたように思えます。私もすっかりJに魅了されてしまいました。
心地のよい洋画を観ているような気分に浸れる、素晴らしい作品です。
自信を持ってオススメします!
小説を書いてみて難しいのって、やっぱり経験していないことを描くことです。
作者のJzou様、きっとこの世界観を描けるあなたは唯一無二の存在です!
リアリティがあって、刹那的。
若者の揺れ動く気持ちやちょっとした恋愛の機微……めちゃくちゃカッコいいです!
危険と知りながら、近づいてみたり。
分かっていながら遠回りしてみたり。
でも、青春ってみんなそうでした。
Jのような青春を送れる人は少ないけど!
(カッコ良すぎて)
まだ途中なので、東大に向かう段階はこれからです!
今から凄いワクワク感……このクールで地頭は良いし、何事も器用にこなすけど……まだ何者にもなれていない主人公が、どのように東大を目指すのか。
これからも楽しみです!
LAの高校生を追体験してみたい方!
オススメですよー!
素晴らしい作品に出会えました。
まだ序盤を拝読した段階ですが、すでに名作の予感がひしひしと漂っており、迷わず星3を贈らせていだきます。
1990年代のロサンゼルス、ギャングが支配する裏通りという過酷で生々しい世界観。
その圧倒的なリアリティと緻密な設定に、一瞬で物語の奥深くへと引きずり込まれました。
なぜ日本人の高校生・Jがロスの裏社会にいるのか? そして、1週間先の未来にすら興味がなかった偏差値30の彼が、いかにして「東京大学進学」という奇跡のような軌跡を辿るのか?
序盤から緻密に張り巡らされた伏線が、これからどう絡み合い、回収されていくのか気になって仕方がありません。
「どの世界からでも、いつからでも、人は変われる」
その力強いメッセージは、大人の読者の胸に深く、熱く突き刺さります。Jの過酷な日常と、そこから這い上がる泥臭い再生の歩みを、これからも全力で追わせていただきます。
第一章読了時点です。
ギャング犇めき、カルチャー爆ぜるナインティーズが疾走するLAで、一見普通の男子高校生、「J」。
学校に、デートに、ナンパに、ホーミィとヒップホップ。
ギャングに、クラブに、ギャンブルに、煙草とアルコール。
絢爛と混沌が不可分に遍在する時代を、ひとりのティーンエイジャーが仲間とどのように駆け抜けるのか。J自身がその時代の多面性を体現するかのように、「あるべき」を捨ててただ「ある」を突き進む爽快感。「なりたい」より「なりたくない」を境界に置くその心は。
こだわりとリズムに満ちた文章はすんなり入ってきて、彩り豊かなアメリカンムービーが再生されるよう。言葉に出来ない九〇年代のあの空気感、あのリズム。浸るなら最高の一作。是非御一緒に。
Gs’R Off The Hook !
〜お祭り騒ぎだ、ギャングスターズ!〜