概要
叶えたい願いがあるから、伝えたい想いがあるから、だから、人は前に進む
イケオジマスターの経営する喫茶店でアルバイトしていた「私」は、三月にある女の子が来店するのを見た。恐らくは中学生で、春休み中。毎日通ってくるその子は、毎日レモネードを二杯注文する。だけど、中身には手をつけない。
不思議なその子に惹かれて観察を続ける「私」だったが、三月の最終週に、その子が彼氏らしき男の子と一緒に来た。
恋愛話が大好物の「私」は、学生カップルの会話に耳を傾けるのだったが――
※薮坂様の自主企画、筆致が変える物語【嘘と桜とレモネード】に応募させていただきました。想像力をくすぶられる、とても素敵な企画を、本当にありがとうございます。
※自分で読み返したら、筆致使ってなくね? って思いましたが……「あえて筆致を用いないことで、読者の想像力を最大化することをねらった筆致」ということで、何とか……ひとつ
不思議なその子に惹かれて観察を続ける「私」だったが、三月の最終週に、その子が彼氏らしき男の子と一緒に来た。
恋愛話が大好物の「私」は、学生カップルの会話に耳を傾けるのだったが――
※薮坂様の自主企画、筆致が変える物語【嘘と桜とレモネード】に応募させていただきました。想像力をくすぶられる、とても素敵な企画を、本当にありがとうございます。
※自分で読み返したら、筆致使ってなくね? って思いましたが……「あえて筆致を用いないことで、読者の想像力を最大化することをねらった筆致」ということで、何とか……ひとつ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!忘れてしまう君のために、私が覚えている
前編では、毎日レモネードを二杯頼む二人の違和感と、その正体が分かる切なさに引き込まれました。私個人が「ズレ」を主題にした作品が好みなので余計に、ですね。
そして、後編まで読むと、この話はただの悲恋や怪異譚ではなくて、届かなかった想いを生きている側が次へつないでいく話だったのだと見えてきて、ぐっと来ました。
詳しい展開は実際にお読みいただきたいですが、他人の未完の恋を見たことで、自分の恋も少し前へ進めようとする流れも含めて、とても良かったです。
「レモネード二杯」を繰り返す流れも、最後まで印象的でした。
飲まれないまま置かれる二杯が、二人の時間そのものであり、来年への約束の器みたいに見え…続きを読む