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嘘と桜とレモネード

嘘と桜とレモネード

芝草

おすすめレビュー

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★★★
★62
21人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 山龍遼士郎
    298件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    飲んではいけない、レモネード

    頑なにレモネードを飲ませまいとする春香。

    前半はただ不穏――というより意図的に意味不明な展開にされていて。
    何かよくないことが起きそうだな、とは感じるのですが。
    しかし、後半まで通して読むと、春香の言動の意味が一気に転じて、切なさへ変わるのがとても良かったです。

    夜桜の場面もすごく印象的でした。
    人混みなのに音がなく、川の水音だけがして、屋台のレモネードが妙に鮮やかで、静かなのにぞくっとする空気がよく出ていたと思います。

    そこから昼の学校へ戻り、「夢で逢うのは――から」という台詞が効いてくる流れもきれいでした。

    最後に颯太がまた日常へ戻っていく終わり方も含めて、深い余韻のある作品でした。

    • 2026年5月2日 05:17