名作魔道具鑑定物語、ついに完結!
- ★★★ Excellent!!!
主人公のアンナは、祖母から受け継いだ魔法よろず屋を営む若き鑑定士。
ですが、店に立つときは老婆(彼女の祖母)の姿に化けています。なぜなら、その方が客に舐められないから。
そんな彼女の元に持ちこまれるのは、一癖も二癖もある魔道具たち。 どれもが危険な代物ばかり。心が温まるような道具はひとつもありません。よって、アンナが死にそうな目にあうこともしばしばです。
設定はファンタジーですが、お話の味付けはミステリやサスペンスの要素が色濃くなっています。
そして、それらを支える作者様の圧倒的な筆力も素晴らしい。
研ぎ澄まされた短い文章でありながら、世界の空気感までをも鮮やかに描きだしています。数話完結の連作形式でテンポよく進む構成も、個人的に非常に好印象でした。
珠玉の連作短編集もついに完結。
この機会にぜひご一読ください!