概要
甲子園には魔物がいる。お前を魔物にする、とても恐ろしい魔物が。
【9月1日完結確約】
鈴木(すずき)龍円(りゅうえん)は菰野岩高校に入学したばかりの一年。
左腕ピッチャーで甲子園を目指し野球を続けてきたが、中三の時に事故で左肘を故障。野球は断念せざるを得なくなり、第一志望高であった地元強豪校への進学を断念した。実家は三日市と菰野岩の境にある寺で鹿鈴寺(ろくりんじ)。
龍円の幼なじみである斉藤(さいとう)空也(くうや)は一つ年上の二年。同じく少年野球で汗を流し、三日市の強豪私立高校・海青(かいせい)高校に進学。甲子園にもキャッチャーとして出場したのだが、甲子園から戻ってしばらくしてから部屋に引きこもるようになってしまっていた。
頻繁に空也をたずねている龍円。ある日空也の母親から、空也が最近独り言を言うようになったのだと聞かされる。断片的なそれらを繋げ合
鈴木(すずき)龍円(りゅうえん)は菰野岩高校に入学したばかりの一年。
左腕ピッチャーで甲子園を目指し野球を続けてきたが、中三の時に事故で左肘を故障。野球は断念せざるを得なくなり、第一志望高であった地元強豪校への進学を断念した。実家は三日市と菰野岩の境にある寺で鹿鈴寺(ろくりんじ)。
龍円の幼なじみである斉藤(さいとう)空也(くうや)は一つ年上の二年。同じく少年野球で汗を流し、三日市の強豪私立高校・海青(かいせい)高校に進学。甲子園にもキャッチャーとして出場したのだが、甲子園から戻ってしばらくしてから部屋に引きこもるようになってしまっていた。
頻繁に空也をたずねている龍円。ある日空也の母親から、空也が最近独り言を言うようになったのだと聞かされる。断片的なそれらを繋げ合
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!爽やかな読後感。緑茶のようなスッキリ後味の青春ホラー(カフェイン多め)
濃い目に入れた煎茶のように後味はスッキリです。が、序盤から中盤にかけて、じわじわねっとり怖くなる。
丁寧に散りばめられたヒントを拾っていくと、怪異の正体が少しずつ見えてきてハラハラドキドキ、続きが気になって仕方がない。終盤は怒涛の展開で一気読み推奨です。お上品な叙述トリックにもきっとニッコリさせられるでしょう。
砂粒のようにさりげなく紛れ込まされた違和感もお楽しみ。ジャリっ。
ナツガタリ三部作を合わせて読むとゾワリとできてお得です!(ベイブレは特に。意味が分かると…)
「琥珀の水面に沈む夏から~菰野岩高校『調査部』録~」https://kakuyomu.jp/works/16…続きを読む