概要
過ちではなく、祝福に昇華させる――!
彼の師は呪われた。
少年は師の「強者たれ」という望みよりもその呪いを解きたいと願う。
彼は魔法戦士となる為に学園に臨む。
この物語に正解は無い。だけども前に進むしかない。
奇襲戦争を仕掛け、速攻で降伏したダークエルフ。
その種族である少年、アベスク・ニュクサは侮蔑的な目で見られていた。
それでも彼は、礼節を忘れずに面接へと臨む。
同胞の教えと誇りを、失わぬように。
彼の前に立ち塞がるのは、命の危機を孕む過酷な試練。
信じられるのは、己の力だけ。
極限の窮地、そのとき彼の能力は――刃と化す。
肌に垂れる真紅の流血こそ力を呼び起こす。
【竜の鱗】――彼だけに与えられた祝福にして、最大の過ち。
だが、どれほどの力を得ようと、どうにもならぬ“運命の試練”があった。
アベスク・ニュク
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異種族の少年が試練に挑む覚悟の物語
<プロローグを読んでのレビューです>
面接会場の白亜の空間、冷たい視線、緊張の氷。物語は序盤から、異種族少年の心象を丁寧に描きながら、学園都市の秩序と偏見を映し出す。主人公の内面と外界の圧迫感が、まるで石柱に反響する声のように読者の意識に届く。
面接官たちの威圧、差別めいた偏見、皮肉と教訓が絡み合う描写は、日常的な魔法の世界と非日常の緊張感を同時に伝える。黄金の角を持つ女騎士の圧倒的な存在感、胡散臭い人間の介入、戦争と社会的背景の暗示も巧みに織り込まれており、単なるファンタジーではなく、心理と倫理の試練が見える。
本作の魅力は、主人公の覚悟や静かな反抗、周囲の評価の変化を、派手な戦闘描…続きを読む