とにかくふわっとしていて面白い!
ラノベ的なテンポと軽快なコメディ、そして、どこかに本当にありそうな“非現実”との接点が、ふんわりと見事に描かれています。
主人公の現実逃避が、まさかこんなことになるなんて……。
リアルな現代の悩みをゆるくパロディにしつつ、物語は自然に異世界へとシフト。にもかかわらず、どこか地に足がついていて、共感できてしまう不思議なバランス感覚があります。
読みやすさは抜群。登場人物のキャラも面白く、しっかり立っていて、主人公の心情にもついつい寄り添ってしまいます。
シリアスすぎず、ご都合主義すぎず。
今ちょっと疲れてる人や、何も考えずに楽しみたい読者にもぴったりの一作です。
これからの展開にも期待!