死とユーモアが同居する、クセ者だらけの探偵劇

第1章まで拝読しました。

 「死体探し専門」の探偵事務所という時点でかなり攻めた設定なのに、そこへ躁うつ持ちの死体装飾家シスターや、配信を続ける所長、感情の読めないAI男など、濃すぎる面々が次々と登場してきて、一瞬で世界に引き込まれました。

 『僕』の素直なツッコミが読者の視点を代弁してくれるおかげで、倫理ギリギリのテーマなのに、ポップで読みやすいバランスに仕上がっているのも見事です。

 死を「作品」に変えてしまう危うさと、それでもなお滲み出てしまう人間くささの両方が垣間見える序盤でした。この先、事件と「作品」がどうエスカレートしていくのか、続きも楽しみにしています。

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