概要
お兄ちゃん、私あの言葉信じていいの。ああ、私の季節が滅びていく。
兄の名前は玄冬(しずか)
私達はそれぞれが生まれた季節の名前だ。
兄の母は、兄が赤ちゃんの時に病死したと聞いている。
そして父は3年後に母と再婚し、私が生まれた。
夏に生まれた子供、朱夏(あやか)という
私達はそれぞれが生まれた季節の名前だ。
兄の母は、兄が赤ちゃんの時に病死したと聞いている。
そして父は3年後に母と再婚し、私が生まれた。
夏に生まれた子供、朱夏(あやか)という
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!兄妹愛を根底では信じたくなる純愛小説
滅びの季節。力作です。
禁断の兄妹愛を描いた作品ですが、
私がこの作品で重要視する点が、
何点かあります。
・「純愛」を描いている作品であること
・「不幸」を強調した作品ではないこと
・この作品が、心の傷の癒やしになる可能性を強く秘めている事
栗栖亜雅沙さんの作品は、
2025年の元旦に初めて読んだと思います。
短歌の人、
そして、アブノーマルな世界観を描く、
「大人の女性」という印象の作家さん。
俺は栗栖亜雅沙さんに憧れ、
短歌を書き始め、今も超えられませんし、
未だ栗栖亜雅沙さんを唸らせる作品は、
書けてない、と、憧れや親しみを
勝手に込めるだけ込めて相当に困らせてしまっていると思…続きを読む