王道がゆえに面白い。読者の為に幅広く調整してくれた新しい三国志。
- ★★★ Excellent!!!
三国志と言うと有名な著者の方々の作品やKOEIのゲームで有名ですが、何ぶんどの作品も「展開がはやい」「専門用語の羅列」「目で見て何度も読んでかみ砕いてやっと理解する」の作業が多いのですが、作者様の書かれる「新・三国志」は完全に読者目線。
ぶっちゃけ知識のない人でも斬新な気持ちで楽しめます。
漢字が多いので、当たり前ですが所々文字や説明につっかかる人もいるでしょう。
そのために文体がかなりライトに落とされており、だれでもこの時代に入り込めるように書き崩してくれております。きっとルビは振りたくないでしょうが、全体の読者層を見越して且つ、読者がもうこれ以上はキャパオーバーです!!とならないところで「切りよくお話を区切る」という親切設計。
私の推しである劉玄徳が悪ガキだったり、実はすごく強いとかワクワク設定でよだれものです。
他の三国志ではさらっと流された部分がしっかりしたヒューマンドラマとして細かく描かれているので、朝ドラを見ている気分になります。
三国志って何?某漫画しかしらんのだけど・・・そんな人でも大丈夫です。むしろ、何もしらない人ほどこの文章のお陰でより知れるのではないでしょうか。
ライトな書き口で読者目線に立ち丁寧に綴られる新・三国志。非常にお勧めです。