主人公の朱音は中学一年生の美少女。身体は弱く、ちっこくて可愛らしい。そんな彼女の中身は元41歳警察官の成人男性。
児童養護施設で友人や年上のお姉ちゃんたちと仲良く暮らしている。
学校で友達らと仲良く暮らしているが、この昨今の世の中には身近な危険があちこちに潜んでいる。スマホ問題にSNS詐欺、痴漢など、悪い大人は中学生という弱い立場に容赦無く襲い掛かる。
朱音は弱い身体で満足に動けないなか、持ち前の正義感と警察官の知識と行動力を引っ提げて、事件解決へと奔走する。周りの女の子にめちゃくちゃ心配かけながらーー
この物語の面白さは、事件解決手法とその心理描写の繊細さ、そして親友の美桜との尊い百合イチャイチャです。いやらしけしからん。
素人には到底予想出来ない解決方法を提示してくれるので、現実社会の勉強としても役立ちますし、物語を展開が読めない。やられた!!と犯人と一緒に思わされること間違いなし。
心理描写も優しくて、繊細。元おじさんとは言え、身体は中学生の女の子。そっちに感情が引っ張られて、つい悩んで苦しんでしまう。
そして、優しい文体から急に出てくる親友美桜とのやらしい場面。これが中学生のやることかよ。この前までランドセル背負ってたなんて、、
フヒヒ、サーセンww
二人の仲の良さには下品さがなくて、とてもやらしい。いや、優しい。尊い女の子の百合につい引き込まれます。
小説ネタとしても活躍間違いなしのラブコメです。
第一部から読んでいます。
タイトルや「少女になる」という設定からポップな作品を想像して読み始めましたが、良い意味で裏切られました。
ここに描かれているのは、派手な推理ショーではなく、元警官の経験と勘で地道にトラブルへ立ち向かう「泥臭い」人間ドラマです。
特に印象的なのは、大人の精神が子供の身体(ホルモンバランスや体力のなさ)に引っ張られる葛藤の描写。
「頭ではわかっているのに、身体がついてこない」というもどかしさが、痛いほどリアルに伝わってきます。
児童養護施設という舞台設定も新鮮で、時に重たいテーマも扱いますが、だからこそ主人公の「大人の正義感」が光る作品です。
第2部に入ってからの文章の研ぎ澄まされ方も素晴らしく、一気に読ませる力があります。
TSや百合といったジャンルに馴染みがない方でも、骨太なドラマとして楽しめる一作です。
こちらの作品は前作「少女になった警察官は、誰かを救い、自分も救われる」をお読みいただいてから読むと二倍どころか数倍楽しめます。
いきなりかわいい美少女朱音は何者か?と一人称俺だし俺っ子?と混乱する方の為に前作の部分のあらすじをちょっと抜粋
元・生活安全課の警察官、四十一歳、男性。
危険な臨床実験の果てに“美少女”の身体になってしまった俺は、児童養護施設で中学生として暮らしている。
見た目はただの中一女子。けれど中身は大人で、しかも元警察官。
これだけ読むと某名探偵とほぼ似ておりますが中身は別物。推理ミステリー作品ではなく、ヒューマンドラマに限りなく近い作品で、少女朱音になった元警察官が癖のある体で友人と事件の解決のために自分たちでできることに立ち向かっていくお話です。
臨床実験の果てにこの姿になってしまった朱音ちゃんは身体に爆弾を抱えているので、無理はできない。今作は彼女がどうなっていくのか非常に楽しみです。
シーンによって文体が緊迫モードになるので、日常パートと主人公視点のどきどき事件解決に向けて動くモードとどちらも楽しめます。
まだまだ序盤なので読むのは追いつけますよ!ストーリーもヒューマンドラマ形式ですっと読みやすいのでお勧めです。