く、くだらない…が、読まされてしまう。。知的お色気ギャグセンスが秀逸!

 第一人者が抜けた棋界の頂点を争う、容姿端麗のお色気棋士如月と、17歳の禁欲高校棋士黒田! 劣勢に立たされた如月が次から次へと繰り出す、卑怯なお色気攻撃!

 作者の確かな文章力、構成力、卓抜したアイデアが、あらぬ方向で強烈に発揮されています。最後の一押しには、「ま、負けた。。これは俺では考えつかん」と白旗を掲げました。
 くだらない、本当にくだらない、こんなの読んでていいのか、と自問してしまう、しかし最後まで一気に読まされてしまう、そんな快作です。
 
 ちなみに将棋のことは分からなくても、全然問題なく読めます。

 これ、お勧めです。


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