「私は誰に救われたいのだろう」このキャッチが全てを物語る最高傑作です。

 エンディングで涙ぐむこと必須。爽やで幸せに満ちた感動を覚える作品です。
 
 とにかく読み終わったあとの余韻のすごい。
 読んだ方なら、なんとも言えない感動を、この作品から得るのは間違いありません。

 柊さまの短編は常に素晴らしいのですが、その中でも最高傑作だと思います。

 本当に読んでよかった。



 さて、物語の主人公は都会にある大企業から地方の工場へ左遷され、孤独と無力感の中、うつうつと日々を過ごしています。

 そんな彼がふと足を運んだのが、「安くて美味しい」という評判の食堂、『ノラの食堂』でした。

 気さくな彼女の料理は絶品です。
 読んでいるだけで、匂いたってくるような料理の数々が描写されています。

 そして、彼が工場長をする工員たちが楽しく食事する美味しいと評判の店でもありました。

 その店に出会ったことで、主人公はこれまでの人生を振り返ります。

 この作品は普通の人の普通の人生について、偉そうに語るのではなく、日常の中の小さな出来事を通して深い感情を描き出す短編ドラマです。

 お読みください。最高ですから!!

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