彼岸花の檻の思い出は、美しく、怖ろしく、寂しく、やはり美しい。

あざやかに赤い繊細な細工のような姿で、けれど繊細過ぎてどこか心騒がせる、毒をもつと言われればさらに怖ろしい気のする、秋の御彼岸の使いたち。
その思い出にまつわる黒い姿は、その正体は、やはり彼岸への畏怖をこびりつかせて……それでも、やはり美しい。

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