彼岸花、それは毒を持ち、燃えるように咲く、地獄の花
- ★★★ Excellent!!!
彼岸花は全草が有毒で、特に球根部分に強い毒があることから、お墓の周囲に植えて、モグラやネズミから遺体を守るのに使われたそうで。
また、別名を「曼殊沙華」と言い、仏教の世界では「あの世に咲く花」などとも言われております。
確かに、その燃えるように赤い花が並んで咲く様子は、地獄で燃え盛る炎のようにも見えます。
日本人にとっては、死と切っても切れない縁のある花なわけですね。
そんな不思議な花ですから、不思議な出来事の一つや二つ、呼び寄せてしまっても不思議ではありません。
この世とあの世の境を曖昧にしてしまいそうな、怪しい魅力を持つ花、彼岸花。
その花の揺らめきを浮かべながら、本作をお読みください。