概要
あなたの手をとったから私はここにいる
二百年ほど前に発掘された古代遺跡クライス。イアンは傭兵の仕事をしながら慎ましく暮らしていた。
戦地で亡くなった友ヴィンセントからの最後の願いをかなえるためにイアンは、クライスから少し離れた廃工場へと向かう。ヴィンセントが残した手帖によれば、そこには彼の妻と娘が何者かによって捕らわれているという。
気配のない廃工場はもぬけの殻かと思われたが隠し扉が見つかる。イアンは奥へと進むと、そこにはおぞましくも美しい光景があった。
戦地で亡くなった友ヴィンセントからの最後の願いをかなえるためにイアンは、クライスから少し離れた廃工場へと向かう。ヴィンセントが残した手帖によれば、そこには彼の妻と娘が何者かによって捕らわれているという。
気配のない廃工場はもぬけの殻かと思われたが隠し扉が見つかる。イアンは奥へと進むと、そこにはおぞましくも美しい光景があった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本格的なハードボイルドで、静かな緊張感がずっと続いて引き込む力が良い
冒頭の黒い海、夜の潜入、海底ケーブルを辿る描写から、かなり本格的なハードボイルド感があります。
静かな緊張感がずっと続いていて、読者をじわじわ引き込む力が良いですね。
特にイアンが良い主人公です。
粗野な傭兵で、自分を「駒」や「煉瓦」のように見ているのに、友人の最後の願いだけは見捨てられない。
ぶっきらぼうだけど律儀で、優しさを表に出さないタイプの主人公としてかなり魅力的ですね。
ヴィンセントとの関係もすごく良いです。
派手な友情ではなく、酒場で何気なく話す程度の距離感だったのに、死後に手帖から信頼が伝わってくる構成が沁みます。
「イアンなら信頼できる」という言葉が、主人公を動かす理由と…続きを読む