『吠えろ!ガラクタ~塵芥戦術~』は、「真面目であること」が極限まで肥大化したディストピア社会に、“ガラクタ”と呼ばれた人間たちが反旗を翻す物語です ⚡🗾
この世界では、サボること、笑うこと、遊ぶことといった“余白”が徹底的に排除され、「真面目」であることだけが正義として崇められています 🙌💥
そんな窮屈な社会で、「不真面目病」としてレッテルを貼られた人々が、やがて“塵芥(ガラクタ)”として扱われながらも、自分たちなりのやり方で世界に噛みついていく姿が描かれます 🧹🔥
行き過ぎた「真面目さ」への風刺と、ガラクタたちの不器用なカッコよさが同居した、シリアスとコメディのバランスが絶妙な一作だと感じました 🎭🌟
清潔すぎる街、笑顔も汚れも許されない社会、
その中でひときわ浮いた存在――警察官・駿河光太郎。
不真面目病のレッテルを貼られ、嘲られ、蹴られ、それでも生きている。
彼の「異常」は、この「正常すぎる世界」の中では、確かに鮮やかだった。
ある日、彼は神社の境内で祈るように言葉をこぼす。
「……神様。助けてください」
その願いに応じて現れたのは――
緑色にぷるぷる震える、髭もじゃの浮遊神(?)。
神か妄想か幻か。
信じられない日常が、ゆるやかに、そして確実に「はじまり」を告げる。
これは、不条理な社会に抗えず打ちひしがれた「ガラクタたち」が、
それでも生きようともがく中で出会った、
「ちぐはぐな神」との、ささやかで壮大な物語。
整い過ぎた世界で、ガラクタな神様と”不真面目病”とされた者達が、様々な理不尽に抗います。……いや、抗わせられるのです。
立派、とはとても言えない神様と怠惰で意気地なしの警官、そしてニートを目指していた引きこもりの少年。欠陥だらけの彼らが見せる珍妙なやりとりや巻き込まれる騒動を見守っているうちに、ふと、考えてしまうのです。
本当のガラクタはどっちだろう? と。
行き過ぎた正義と信念、善意はもはや本来の意味とはかけ離れ、滑稽を通り越して恐怖すら覚えます。
ここで描かれているのは、ディストピア。現実ではない、世界。
……これから先も、そうであってほしいと心から願います。