冒頭の黒い海、夜の潜入、海底ケーブルを辿る描写から、かなり本格的なハードボイルド感があります。
静かな緊張感がずっと続いていて、読者をじわじわ引き込む力が良いですね。
特にイアンが良い主人公です。
粗野な傭兵で、自分を「駒」や「煉瓦」のように見ているのに、友人の最後の願いだけは見捨てられない。
ぶっきらぼうだけど律儀で、優しさを表に出さないタイプの主人公としてかなり魅力的ですね。
ヴィンセントとの関係もすごく良いです。
派手な友情ではなく、酒場で何気なく話す程度の距離感だったのに、死後に手帖から信頼が伝わってくる構成が沁みます。
「イアンなら信頼できる」という言葉が、主人公を動かす理由としてとても強いです。
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読み合い企画から来ました。
遊びに来てくれたら嬉しいです☺