概要
はるか古代、この奇妙な遺跡で何が起こったのか――?
すべては一つの穴が発端だった。
古墳時代×トポロジー、一部特撮風味のセミハード(???)純愛SF
さあ皆さん、ご一緒に「ほ――ぢ、ほぢ!」
★クラインの壺に関しては「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」のクラインの壺の項に書いてある図と説明がわかりやすいように思います。
作中、発掘された土器はクリフォード・ストールが作成した模型のイメージです。
クラインの壺と「穿る」の由来の検索にAIを補助利用しています(検索ならタグにつけなくても良いかとは思いましたが、念のためつけておきます)
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!遺跡から出土した摩訶不思議な形の土器、それが示すものとは一体……!?
穴穿(あなほぢ)遺跡群……古墳時代前期のものと思われた遺跡であるが、発掘中、妙なものばかりが出土された。
当時の日本にはないはずの徳利の形の窯跡、ローマ数字らしき文字のかかれた破片、さらには雑巾を絞ったように捻じれている刀剣など……。
そして、極めつけが「クラインの壺」のような土器である。
当時、この場所では何が起こったのか……物語は時代を遡り、とある姫巫女が土をこねくり回す男を探すところから始まる――。
不思議かつ魅力的な世界観の設定に脱帽しました!
また、世界観だけでなく、登場人物たちの織りなすドラマもお見事!
世の理を探求する男、己の役割に閉塞感を感じつつもその役目に殉じる巫女、そ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ある遺跡の発掘から始まる、壮大な物語
最近、発掘が始まった穴穿遺跡。
そこで奇妙な土器が出てくる。
それはクラインの壺のような形をしていた。
どうしてこんなものが出てきたのか?
そこから物語は大昔の時代へと移る。
ある国に謎の穴があった。
その穴は昼に見ると夜空のようで、黒い空間に星々の輝きがあった。
逆に夜に見ると昼のようで、眩しいくらいに光っている。
その国では、穴穿の神事と言って、
「ほ――ぢ、ほぢ。ほ――ぢ、ほぢ」と詠唱しながら光る神宝を持ってその穴に入っていくという行事があった。
それを行うのは穴穿の皇子と呼ばれる者。この国一の美貌を誇る姫は、彼の妻にならないといけないようだ。
彼は見目が…続きを読む - ★★★ Excellent!!!過酷な運命に翻弄されつつも、必死にもがく人々の生き様
「歴史」や「運命」というような言葉を感じさせられる作品でした。
とある教授と助手が発掘した古墳時代前期頃の遺跡。そこには奇妙な形状の土器などがあるのがわかる。
そこで何があったのかと教授たちは想いを馳せ……。
過去の時代、姫巫女は「穴穿の皇子」と呼ばれる男と無理矢理に結婚させられることになる。穴穿は容姿の面でもあまり良いとは言えず、周りからは不憫がられることに。
一方で穴穿の皇子とされた男は、ただ土を掘るのが得意なのを買われ「皇子」の地位に祭り上げられただけの人物だった。
危険な「祭事」を行わさせられることになるので、本物の皇子にそれをやらせるわけにはいかず、男はその代わり…続きを読む - ★★★ Excellent!!!まずは『クラインの壺』を検索することをお勧めいたします。
物語の舞台は、弥生時代なのでしょうな。
その集落には不思議な穴がありました。穴の大きさは、女性が手を広げたぐらい。
1m70センチくらいの径でしょうか。
実に不思議な穴にございます。
昼間は穴の中は真っ暗で、覗き込めば星のような光がみえ、
逆に夜になると光を放つ。 あべこべなのです。
この集落の一族には、巫女の夫となるものが穴の中で神事を行い、皇子になることがしきたりなのですが、
神事を終えて生きて出たものはございませんでした。
ここに、ある醜い男がおりました。
遠く、文明の栄えた国からやってきた男ですがとにかく見栄えが悪い。
しかし、この穴の理に興味を持ち、神事を行う事に決める…続きを読む