流罪となって死んだ陸遜の怒りが伝わってくる。地の文だけで終始構成されているのに飽きないのは実力がある証拠。夜更けにじっくりと読みたい作品です。
『楽しく』をモットーに好きに応募してます。 社畜のためログインは夜メイン&早めに寝ます。短篇好き。 短編、青春、SF、ホラー、恋愛、ミステリーとにかく『自分…
呉の知将・陸遜。三国志はとても多くの人物が走り抜けて行きますが、正しい人って少ない。やはり乱世ですから、その正しさというのはとても危ういというか。だからこそ、皇帝も覇王も、皆、正しさを求めて…続きを読む
静かに始まり、しかし燻るように燃え渦巻く物語でした。歴史を知る方なら、冒頭で語られる「あの方」が誰で、「俺」が誰であるかをすぐに察するのでしょう。私は無知ゆえにそれを知らずに読み進めましたが――…続きを読む
三国志での陸遜について、一般的に夷陵の戦いで劉備を破った、若き俊英のようなイメージをされる方が多いと思います。この作品での陸遜は、呉の末期の頃――孫権との関係が破綻していた頃の物語となります。作…続きを読む
三国志というと劉備、曹操、孫権、諸葛亮、関羽などという英雄たちを思い浮かべる人は少なくないだろう。少し三国志を知っていれば一度は耳にしたことのある呉の知将「陸遜」。だが、彼の最期を知る人は少ない。…続きを読む
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