どのに話も自分のすぐ隣で展開していそうな、それとも昨夜見た夢の欠片のような、不思議なリアルとアンリアルが同居しています。 さらりとした恐怖から、意味が分かると怖い話、そして触れたが最後帰ってこられなくなりそうな瞬間まで。 こちらの掌編集に書かれているのは、そんな恐怖の欠片たちなのです。
とても不思議で不可解で、時にはゾッとする掌編の数々。裏街の細い路地を抜けて様々な物語と出会う。それはすぐそこにあって『何処にもない』場所。裏街を巡る迷路の様な細道の先にある『あり得ない世界』は、行った事などないにも関わらず、何故だかとても懐かしい。『何処にもない』 けれども、それは 『何処にでもある』一つひとつの物語を巡って行く、その少し怖くもある楽しみを是非とも味わってみて欲しい。きっと、とても気になる風景に出会える筈だ。
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