概要
【完結】路地裏を覗いてみたら、仕事中の殺人鬼(美少年)に遭遇したのだが
東風瑞 来良(こちみず・らいら)のクラスへ転校してきた少年、柄野久 午兎(えのく・ひると)。ミステリアスで容姿端麗な彼は、直ぐさま校内の注目の的となった。
だが、彼女は彼の正体を知っている。奴は殺人鬼だ。
新学期が始まる前、春期講習の帰り道に彼女は午兎が殺人を犯す現場を目撃してしまう。
しかし彼の正体は殺人鬼ではなく、未来人。東風瑞が目撃したのは、彼がかつて彼の同胞であった咎人を処分した現場であった。彼の話によると、1000年後に世界は終わりを迎えるという。
巷では、未成年者を対象にした誘拐事件が相次いでいた。その犯人が未来人である事を知った探偵の韮崎 鎺(にらさき・はばき)は、柄野久へ同盟関係を申し込む。成り行きで事件の調査に加わった東風瑞であったが、それは彼女が望む事であった。
調査
だが、彼女は彼の正体を知っている。奴は殺人鬼だ。
新学期が始まる前、春期講習の帰り道に彼女は午兎が殺人を犯す現場を目撃してしまう。
しかし彼の正体は殺人鬼ではなく、未来人。東風瑞が目撃したのは、彼がかつて彼の同胞であった咎人を処分した現場であった。彼の話によると、1000年後に世界は終わりを迎えるという。
巷では、未成年者を対象にした誘拐事件が相次いでいた。その犯人が未来人である事を知った探偵の韮崎 鎺(にらさき・はばき)は、柄野久へ同盟関係を申し込む。成り行きで事件の調査に加わった東風瑞であったが、それは彼女が望む事であった。
調査
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!軽妙な会話の中に潜む影
第一章までの感想です
テンポの良い会話と軽やかな筆致で描かれる青春の日常は、一見するとどこにでもある高校生の雑談のように感じられます。しかし、読んでいくうちにその裏に漂う不穏な空気がじわじわと広がり、気づけばただの学園ものではないことに気づかされます。
主人公の独特な視点と皮肉交じりの語り口が心地よく、会話のやりとりには思わず笑ってしまう場面もありますが、その中にふと挟まれる違和感や緊張感が、物語全体に独特のリズムを生み出しています。そして、ある瞬間を境に世界の見え方がガラリと変わる展開には、驚きと興奮を覚えました。軽妙な掛け合いとスリリングな展開が絶妙に絡み合い、次のページをめくる手が…続きを読む