概要
機械たちよ、どうか安らかに――。
「ロボットのホスピス」そう呼ばれるセンターでは今日もロボットが死んでいく。
発達した技術で「死」の概念を得た彼らは幸せなのだろうか。
現代よりも少し進んだ未来のロボット、AIの最期を看取る日常を描く。
降り積もっていく雪のような、静かな掌編物語。一話完結。
※この作品はカクヨムコンテスト10【短編】参加作です。
参加作はコレクション(https://kakuyomu.jp/users/itansya/collections/16818093085792898375)にまとめてあります。
本文中で「最期」が「最後」になっているところがありますが、文法上は間違いではないそうです。
発達した技術で「死」の概念を得た彼らは幸せなのだろうか。
現代よりも少し進んだ未来のロボット、AIの最期を看取る日常を描く。
降り積もっていく雪のような、静かな掌編物語。一話完結。
※この作品はカクヨムコンテスト10【短編】参加作です。
参加作はコレクション(https://kakuyomu.jp/users/itansya/collections/16818093085792898375)にまとめてあります。
本文中で「最期」が「最後」になっているところがありますが、文法上は間違いではないそうです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!忠誠ゆえに壊れてゆく機械を看取る、白くて静かな物語
ロボットのホスピスという世界観だけでも十分に惹かれますが、本当に巧いのは、看取りが安い感傷だけでは成り立たない点です。
人間への忠誠心が強すぎるがゆえに、なお役目を果たそうとしてしまう自律機器たち。その「暴走」が悪意ではなく、むしろ純粋さの行き過ぎであるという描き方に強く心を打たれました。
私は「機械」の部分を「人間」に置き換えてみたら、現実の我々そのままだという点に生々しさすら感じたくらいです。真面目で企業や上司への忠誠心が強い人から真っ先に壊れていく……
だからこそ、役目を終えたことを受け入れさせる対話や、ダミーデータを渡して徐々に「何もしない」状態へ慣らしていく過程が、そのまま人間…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ロボットのホスピス――そこで、未来のロボットたちは人間に看取られる。
第三次世界大戦を経た、架空の未来。
そこでは、ロボットの性能が向上したことで、ロボットたちにも「死」の概念が備わるようになっていました。
ロボットたちのホスピスがあり、壊れかけたAIやロボットはそこに集められ、最期までの時を過ごします。
主人公の「私」は、「ロボットのホスピス」の職員の人間で、ロボットと話をしたり世話をしたりして、彼らを看取るのが仕事です。
「私は、天国に行けるのでしょうか?」
ロボットたちは、時に答えにくい質問をしますが、主人公はその一つ一つに優しく向き合っているように感じました。
作品全体を穏やかな空気が包みこんでいるかのようで、死を扱った作品ではありますが、読んでい…続きを読む