クマによる人身被害が相次ぎ、深刻な事態となっている今この時代に、あえて批判を受けることを覚悟しながら、なぜその作品をカクヨムコンに投稿したのか――そう思われた方も少なくないはずです。
作品名は、『子を守りし、母の愛はカムイの森に還る』。
掲げたキャッチフレーズ、言葉の破魔矢はいったい誰の心を射抜いたのか。風は今も、母の名をそっと囁いている。
タイトルや宣伝コピーをご覧になった方には、非難の声を上げたり、首をかしげたりした人もいるかもしれません。簪ぴあのさんからも、同じようなご指摘のレビューをいただいています。
「そうきたか……勇気がある……今このテーマで書く。私にはできない」。
https://kakuyomu.jp/works/16818792437124264967/reviews/822139841520252872
けれど、今持てる力をすべて込めて描いたことには、確かな理由があります。
僕は、クマの棲む自然、とりわけ北国にひっそりと息づくコタンの森には、アイヌの人々がカムイと呼ぶ神々が確かに宿っていると信じてきました。
「神とクマの関係がどうした? 愚かなことを言うな! アイヌなんて知らん!」――そう思われる方がいるのなら、どうか一度、作品の扉を開いてみてください。
たとえフィクションであっても、そこに宿る気配は、きっとどこかであなたの機微に触れるはずです。
https://kakuyomu.jp/works/16818792437124264967