11月に入り、朝晩の冷え込みに冬の気配を感じる季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
いつも『三代目家康 ― 推しのために天下取ります ―』をお読みいただき、本当にありがとうございます。
この度、皆様のおかげで、本作が70万PV、1000を超えるフォロー、そして1500件近くの応援をいただくことができました。ただただ、感謝の言葉しかありません。拙い物語にもかかわらず、細部まで読み込み、時には鋭く、時には温かい感想やご指摘をいただけることは、望外の喜びです。本当にありがとうございます。
(すべてのコメントにお返事ができておらず、大変申し訳ありません。一つひとつ、大切に拝読しております。)
この物語は「未来の知識を持った男が歴史の舞台で活躍する」という、いわば大きな「ご都合主義」の上に成り立っています。しかし、その中でも、ただの漁師から成り上がる源次が悩み、葛藤し、一歩一歩、歴史という巨大な流れの中で自らの足場を固めていく、その過程だけは丁寧に描きたいという想いで筆を進めてまいりました。その結果、思いのほか話数が膨らんでしまい、もしかすると前後の描写に矛盾や、説明不足な点が出てしまっているかもしれません。
正直に申しますと、皆様の熱い応援に背中を押され、「早くこの物語の結末をお届けしたい」という気持ちが先走り、推敲が不十分なまま更新を続けてしまっている部分もございます。これほど多くの方に読んでいただいている状況を思うと、心苦しい気持ちでいっぱいです。
また、本作は元々過去に執筆し温めていた物語を、現在の視点で再構成しながら進めているため、時折、描写に古さや不自然な点が残っているかもしれません。それでも、今はただ、この物語を最後まで書き切ることだけを目標に、爆進しております。どうか、温かい目で見守っていただけますと幸いです。
最後になりますが、呂布の物語の執筆がスランプに陥り、筆が止まってしまっていること、誠に申し訳ありません。気分転換のつもりで始めたこの『三代目家康』が、思いがけず多くの方に応援される作品となり、驚いております。呂布の物語も、決して諦めたわけではございません。皆様の声援を力に、構想を練り直し、再開に向けて動いておりますので、どうか今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。
これからますます寒くなりますので、皆様もどうかご自愛ください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。