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第56話 二度目の狩り(捕:窄着と襯衣)

 初期原稿では、牛頭鬼がお食べになっているのは魔物狩でした。現実路線で行くからには是非とも入れたいと思ったのですが、ギリギリで差し替えいたしました。いずれ本格的な戦闘場面では、どうしても描写せずにはと考えております。R15に納まるレベルだとは思います。

 その代わりと言っては何ですが、リカの描写する牛頭鬼の肉は、類人猿の肉の特徴でございます。学術論文からラノベまで何でも読めるショウくんは知っています。人型であるからにはその可能性が高いだろうと。無論のこと彼は優しいので、リカとモモに告げるようなことは決してありませんが。

 ただし幸いなことに、名前に動物の名前が付いている魔物肉は、その動物にそれなりに近い肉質であることが多いという設定ですので、三人も今後は多様な味の魔物肉を食べることができます。ちなみに次に口にするのは馬頭鬼(リファホロス)の肉で、有難いことに馬肉風の味です。

 窄着は知名度が低いのですが体に合うように仕立てた服のこと。肌シャツを肌窄着、ブラウスを中窄着としました。男性用のシャツは中襯衣。襯衣も肌着や襦袢を指す言葉で実際にシャツの訳語です。シャツも本来は肌着でしたが、この世界でも同様で「中」を付けて現在は肌着ではないですよ、というニュアンスを籠めました。

2件のコメント

  • 紫瞳鸛さんのお話を読んでいると、博覧強記という言葉がいつも思い浮かびます。ジャンルに関わらず博識でいらっしゃるので、一人でへぇ!そうなんだ!と膝を打ったりしています。その知識を余すことなく小説に落とし込んでいるのがすごいです。
    言葉にもかなりこだわっておられるのでしょうね。窄着の説明も勉強になります。
    私も、シャツとかブラウスとか、もっと適切な表現があるんだろうなと悩みながらも、知識がなくて安易に使ってしまいますが、窄着とか中襯衣の方が世界観を壊さないのだろうなとよく思います。でもベッドは許容範囲、とか考え出すと、色々出てきますよね(笑)
  • コメント有難うございます!
     カタカナ語は全て対照表を作っておりまして、現地人のセリフは漢字翻訳、三人も現地人との会話は漢字翻訳、地の文や独白はカタカナで、時間経過とともに地文や独白も漢字翻訳が増えていく、とルールを決めておりますが、抜けは沢山あると思います(泣)。

     戦闘場面は思考の流れを断ち切るので敢えて、という場合もあります。そこでリカに「そのままでいいのに」「神様、カタカナで構いませんよ?」と語らせることで、リカが間違えたり、リカが分かり易いからカタカナで考えることも、という逃げを打っています……。


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